※超が付くレベルで個人的な意見が含まれます。
先日友人と会った時に映画を見ないかと誘われまして、それがホラー映画なんだと。
個人的にはジャンプスケアの類が本気で嫌いで、怖いというよりもむしろイライラしてしまうレベルで嫌いなのだが、まあとりあえず観に行こうということになった。
観に行ったのは"事故物件 恐い間取り"というもので、原作者の松原タニシ氏(芸人)が実際に事故物件に住んだ実話を基にした映画なんだとか。
正直この映画を存在を知ったのは主役の片割れの例の騒動からで、内容は全く知らなかった。
なんならChilla's Art作品の方の実写映画化が決まったのかと思ってワクワクしていたが、全く関係がないんだそうで。
やったことはない
・内容
そんなこんなで映画が始まるわけだけど、なんかもう開始時点で辛い。ホラーとかじゃなくて共感性羞恥で責めてくるのはずるいと思う。ホラーってそういう方向のヤツなの?ってなっちゃった。
あらすじとしては売れない芸人コンビの解散後、片割れが事故物件に住む企画を番組内でやるって話なんだけど、出てくるのは実在した事故物件を基にしているものばかりだそうで。
実際バックグラウンドを知ると中々怖い。特に2軒目の親子宅は人間的ホラーが前面に出ていて、幽霊というよりも人間の怖さの方が勝る。というか事故物件ってそういうものなのか。
で、肝心の演出なんだけど、ホラー慣れしてなさすぎてジャンプスケアが本当に辛い。耳が痛い。音量バランスファイナルソードかよって脳内で何度も突っ込んでしまった。
クソ音量で有名
あと地響きみたいなのがすごい。ウーファー唸っててヤバい。傘倒れるだけでインセプションサウンド並の大音量流れるのは流石に「何で?」ってなるわ。ホラー映画はあまり観ないのだけど、こういうものなのですかね?
あと最後の物件は何だ。急にハリーポッターを始めるな。唐突にバトル感強いCG使い始めるのやめろ。というかその路線で行くなら最初からそうしてくれ。ホラー系ハクスラ映画としてリリースしてくれ。
割とマジでこんなイメージ
...まあなんだかんだで全4軒を観終わってエンドロールが流れるわけだけど、その時に流れる写真が原作者が撮影した結構ガチなものなんだけど、「コレ大丈夫?お祓いした?」なんて思ってしまった。
...流石にしてるよね?ね?
・感想
自慢じゃないが割と聴力が良く集音性が良い方なもので、前述したとおり数分に一回ぐらいのペースで「うるせえ!!」となった
そもそもホラー慣れしていないからという可能性もあるかもしれないが、とにかく静寂と騒音の音量バランスがすごい。耳がキンキンする。
低音はクラブかよってレベルで響くわ高音はクッソキンキンするわで、ホラー感(?)というか不快感のようなものを醸し出す点では非常に良かったのではないかなと思いました。実際吐きそうになったし耳はキンキンした。
出演者に関しては序盤も序盤なところだけど、代走みつくに氏が出た時点で満足だった。正直あの人のトランシーバー芸をスクリーンで観てみたかったが、それは欲張りすぎか...?
100テイナーで知ってからすごい好きです
・総評
4軒目のノリだけ抽出して新作作ってくれ。